"水族館に行こう!"の号 2003.7

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 爽やかに海中を泳ぐ海の生き物たち。魚たちは子どもたちの人気者ですが、昆虫と違ってその生態を身近には見られません。写真やイラストでその生態を予習して、水族館に出かけませんか?



 

海中記


小林安雅 写真
福音館 ¥3,300.(本体)
横23cm ×縦31cm

対象:子どもから大人まで

 みんなで泳げばこわくない恐怖のらっぱ口決闘歩く宝石オスが出産?口はゆりかごジェット噴射家どろぼう・・・・・この写真集の目次です!美しくも不思議な海の世界が、季節で分けられ、テーマでまとめられているので、まるで短編集を読むようにストーリーを楽しむことができます。絵本「スイミー」のように群れを成すさかなたちがいれば、ひっくり返ったヒトデが起き直る様子をコマで追ったページも有り、共生する魚たちも登場すれば、家を乗っ取るヤドカリの手口も明らかになる、といった具合。伊豆の海ですから、決して遠くはないのですが、自分では簡単に覗くことのできない海中の様子が魅力的です。少々高価ですが、“本物"にこだわる子どもたちに大人気。





魚の顔

新野 大 写真 
東方出版 ¥1,200.(本体)
横19cm ×17縦cm 
対象:子どもから大人まで

 大阪の水族館「海遊館」広報室課長さんが撮った、この水族館に住む魚たちのポートレート(?)です。新野さんによれば、同じ種類の魚にも優しそうな顔も恐そうな顔もあるとか。性格が表れるのでしょうか?確かにどの被写体も、美しい上しっかりと自分の意志を持っているように見えます。たくさんの魚の中から「美男美女」を選んでとったというこの一冊、魚好きにはたまらない、アップの顔写真集です。



すいぞくかんに

いこう

福武 忍 作 ・絵
文溪堂 ¥1,200.(本体)
横15cm×縦19cm
対象:子どもから大人まで

 水族館の人気者である、シャチやウミガメやペンギンの他、魚たちの泳ぎ方・食事風景・生き残り作戦等の、生態見どころガイドブック。ショーの裏話等もあるのが嬉しい。これ一冊で、水族館の楽しみ方がぐんとアップします。水槽の前で広げたら、何だろう!と近寄ってきた人たちと一緒に、盛り上がるかも。作者は元水族館飼育係のイラストレーター!姉妹編に「動物園に行こう」。





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