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“キャンプに行こう!” の号 2004.7
夏休みの計画は決まりましたか?この季節、人気は何と言ってもアウトドア。しぶきを上げて流れる川、ファイヤーストーム、星空、朝の爽やかな空気・・・。そして、そして、おいしいご飯! 思いがけない森の動物との出会いや、ちょっとしたアクシデントなどもあったりして、それがまた、自然の中で過ごす新鮮な緊張感となるはず。楽しいお休みをどうぞ! |
ようこそ森へ |
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男の子と両親が森へキャンプにやって来たのを、森の住人のカケスが見降ろしています。テントやかまども何とか設営できて、家族は森で夜を迎えます。星空の美しいこと!翌日は、虫取りに魚釣りにと森の遊びを満喫する一家。見下ろすカケスも満足げです。森に着いたときには、カケスを見つけていきなりお菓子を投げてくるような、自然を知らない男の子だったのに、森で過ごした経験が彼を変えたのでしょうか?帰り際、カケスと男の子は目を見交わします。「また来るよ」「元気でね」とでも言うようにー。 |
よあけ | |
シュルビッツ文・絵 瀬田貞二訳 |
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湖の岸の木の下に、男の子とおじいさんが眠っています。月に照らされ、動くものもない夜中。やがてモヤが湧き出し、小鳥のさえずりが始まり、おじいさんが目を覚まして孫を起こします。朝の支度をすませた二人がボートで湖へ漕ぎ出したその時、湖が緑色に輝かやき始めました。日の出です・・・。 |
冒険図鑑 |
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さとうち藍作 松岡達英絵 福音館 ¥1,680.(税込) 横13cm ×縦18.5cm 対象:キャンプに行く人すべて |
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自然の中で過ごすのには、きちんとした準備が必要です。いざ必要・・・となった時に、町暮らしのように簡単に物を調達することができませんから。そこで、この1冊。アウトドアのマナー、出発前の準備から、現地に到着するまでのさまざま、キャンプ地での"衣食住"、動植物や気象に関する情報まで、本当に何でも掲載されています。怪我や病気のほか、万が一の危険への対応まで触れてあるのも心強い。ソフトカバーのハンドブック仕様なので、荷物に入れ易いのも助かります。実際に野外で過ごす場合には、絵本のようにスムーズに行くとは限りませんから、ぜひこの本を携帯ください。 |