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"クリスマスの絵本"05 動物たちにも幸せな1日 2005.12
クリスマスなど関係の無い所でいつも通りの日常を送る動物たち。そんな彼らの生活に入り込み幸せをもたらすクリスマスという"普通の1日"のお話です。何だかこのところ、動物特集が多いような気もいたしますが・・・。 |
クリスマスのころわん
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間所ひさこ作 黒井健絵 |
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ちょろわんのおうちに遊びに行ったころわん。家の前に飾られた、クリスマスツリーの美しさに感激し、おうちの人にケーキをご馳走になって、今日が「クリスマス」というお祝の日であることを知ります。その帰り道、イルミネーションの幻想的な夕暮れの街で、ころわんは赤いとんがり帽子を拾います。落とした人が困っているだろうな!と心配したころわんが待っていると、赤い洋服の誰かさんが大慌てでやってきました。「これがなくては しごとができん」。そして、その誰かさんは、お礼に「きらきらぼしを」をプレゼントしてくれましたって。家に帰ったころわんは、今日の出来事をお母さんにたくさんたくさんお話しました・・・。 |
ミルトンのクリスマス
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アルダラン作 おおさわあきら訳 |
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マイペースで自信家で、そのくせ無邪気な猫のミルトン。その日は雪が降ったので、ミルトンの狩りは室内です。クリスマスツリーのオーナメントにじゃれ付き、「ミルトンへ」と書かれたプレゼントをそうとは知らぬまま開けてしまい、ご馳走のいいにおいに釣られてつまみ食いも。この後猫がすることといったら、お昼寝ですよね。ネズミのオーナメント(?)にじゃれつかれた夢を見てちょっとびっくりしたけど、全然めげない彼、雪も小ぶりになって来たので、そろそろ散歩に出かけるか、と言ってます。愛すべき猫ミルトンの、クリスマスの1日です。 |
バスター
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ジュニンクス作 ウォルターズ絵 |
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大きくなるにつれいたずらが激しくなり、とうとう飼い主一家から捨てられてしまった、バスター。おうちにかえりたい・・・。バスターは町をさ迷い歩き、車に惹かれそうになったり、大きな犬に追われたり。町はにぎやかで、家々は美しく飾られていますが、寒さと空腹で、バスターは途方にくれるばかりです。通りかかった聖歌隊の人たちにまぎれてメリーデューさんの玄関にたどり着いたバスターは、また追われるのではないかと怯えますが、メリーデューさんは言います。「おまえとわたしで、たのしいクリスマスをすごそうじゃないか」 暖かな暖炉の前でくつろぐメリーデューさんとバスターには、これからの幸せな日々が約束されているようです。 ※ 残念ながら絶版です。図書館などで捜してご覧ください。 |