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"「進化」ってなんだろう?" の号 2006.11
「進化」とか「化石」について考える考古学を、退屈で堅苦しい学問と思っていませんか?たいくつどころか、すごくロマンがあって感動的であると、きっと分かっていただけるのがこの3冊。自分が今ここに存在すると言う事が奇跡のように感じられます。特にに「恐竜マニア」の子、必読。 |
ガンバレ!!負けるな!!
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三輪一雄作・絵 |
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カタツムリは「かわいい!」と言われるのに、なぜかナメクジは気持ち悪がられ、塩を掛けられ・・・。カタツムリとナメクジは、同じ巻貝の仲間で、長い時間を掛けて陸で暮らせる体の「カタツムリ」に進化しました。その中に、乾燥や寒さから守ってくれるカラを捨てても、自由な動きの出来る体がほしいと願う、勇気ある一群のカタツムリがいたのです。気の遠くなるような長い年月の出来事に子どもたちの関心を引きつける、秀逸の一冊です。 |
ちきゅうのうえで
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沢田としき作・絵 |
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初め、ちいさな命が生まれたのは海の中。その生きもの中には長い時間を掛けて自分の体を変えながら、地上に進出するものが現れ、最も大きくなったのが恐竜。やがて子どもを産む哺乳類も誕生します。地球に命が生まれてから今日までを、力強い絵と簡潔な文章で説明しています。 |
進化ってなんだろう |
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コール作 アリキ絵 |
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ある時、畑で骨の形の石を見つけた人がいました。木の葉や虫の形の付いている石もありました。科学者たちは、こうしたものは大昔のに生きていたものの化石であり、化石は古い地層にはかんたんな生き物、新しい地層にはたくさんの細胞からできた多様な生き物の化石が埋まっている事を明らかにしていきます。では、より複雑な構造を持った新しい生き物は、いったいどこから来たのでしょうか?長い年月のかかる進化は、誰も見ることは出来ません。化石を手掛かりに進化の謎を解き明かしていくしかないのです。 |