目をつむったまま息を吸い込み、まわりのものの匂いを嗅いでみよう。お料理を当ててみよう。家族の匂いはどんなかな？匂いは、おいしい物や、危ないことや、仲間の居場所も教えてくれるね。生まれたての赤ちゃんも匂いはわかるので、一生懸命に　かぐかぐ　しますよ。そうそう、匂いのもうひとつの役目は、思い出を頭にしまったり、取り出して蘇えらせたりする仕事。さあ、あなたも　かぐかぐ　しましょ！

　これは野菜のこすり絵の絵本で、断面の絵本である「やさいのおなか」とシリーズになっています。やさいの上に障子紙をのせて、クレヨンでこすります。すると、おやおや・・・。いぼいぼや、スジスジや、あみあみなど、よく知っている野菜が思いがけない模様を見せてくれます。きっと今度は自分の手で、よーく野菜を触ってみたくなるはず。さあ、こすり絵で見た通りかな？でもね、なぜか中にひとつだけ、野菜じゃないものがあります。だから触る時には、き・を・つ・け・て。