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“たまご・卵”の号 2008.3
イースターはイエス・キリストの復活を祝うキリスト教のお祭り。「うさぎが庭に隠した卵をさがす」行事で知られていますが、日本ではクリスマスほどに馴染がなく、「ロッタのひみつのおくりもの」(リンドグレーン・岩波)などの童話で読んで、初めて知ったという方も多いのではないかと思います。卵は生命の始まりを象徴するとか。暖かな林や野原に巣を作って卵を抱く小鳥たちをみると、新しい季節の中にいることを実感しますね。
☆イースターってなあに?(女子パウロ会) 2007.4 新刊 の中でご紹介しています。 |
たまごのはなし |
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アストン文 ロング絵 千葉 茂樹訳 ほるぷ ¥1,575.(税込). 横23.5cm×縦28.5cm 対象:4歳から |
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さまざまなな形や色・大きさの卵が紹介されたこの絵本。「かしこくておしゃれでふしぎな、ちいさないのち」と副題が付いている通り、卵には、見付かったり壊れたりしないで命を守るための工夫がされています。そうして静かに静かに命の誕生を待った賢い卵が、ある日割れて・・・。いやはや、おまけに卵はドラマチック!と付け加えたくなります。 |
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たまごの本 |
ブルゴアン文 メトレ絵 手塚千史訳 岳陽舎 ¥1,260(税込). 横16cm×縦18cm 対象:2歳から |
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透明フィルムに印刷された絵をめくると、その下には、おなかの中の卵や、暖められた卵の中で成長するひよこの様子が描かれています。フィルムを生かした知識の絵本「はじめての発見」シリーズの中の1冊。絵も緻密で美しく、小さい方の始めての図鑑としてお勧めです。 |
あれこれ たまご |
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とりやま みゆき文・中の滋絵 福音館 ¥880(.税込). 横23cm×縦25cm 対象:4歳から |
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卵の棚で、関西訛りのゆかいなおしゃべりをしながら、いつ買われるかとワクワクドキドキしているスーパーの卵たち。やがて買い物カゴに入れられてめでたく冷蔵庫に到着すると、卵たちの次なる関心は「どんなお料理に使われるか」です。固めたりつないだり膨らませたりしながら、美味しい料理に変身するのが、卵たちの夢。どのお料理場面でも、卵たちはとっても得意げです。今夜食卓に卵料理が出たら、卵の変身ぶりを、褒めてあげてくださいね。 |