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“秘密がいっぱい!土の中”の号 2009.9
地面と見ればせっせと穴を掘るのが子ども。保育園や幼稚園の園庭では、よく穴ぼこに遭遇します。子どもたちは地面の下で起こっているらしい<いろんな奇跡>に惹かれているのでしょうか?それとも、ただ掘るのが楽しいから?今月は土の中特集です。 |
あな |
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谷川俊太郎文 和田誠絵 |
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日曜日、ひろしは庭に穴を掘り始めました。家族や友だちがやってきて、いろいろと声を掛けます。ただ掘っているだけで特に目的も無い彼は、あたりさわりのない返事を返しつつ。汗をかき手に豆を作って、掘って掘って、ようやく自分の体が入るまで掘ると、その中に暫く座って穴の感じを味わいました。「これは ぼくのあなだ。」 そうして今度は、穴を埋めました。ゆっくり、丁寧に。これはぼくの穴だから。 |
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中川ひろたか文 村上康成絵 童心社 ¥1,260.(税込) 初版1995.6 横22cm×縦21cm 対象3歳から |
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たくさん食べていっぱい眠って、体を鍛えて、畑のさつまいもたちは"その日"に備えています。秋晴れの"その日"には
、こどもたちが大勢やってきて、おいものツルを引っ張るのです。地面の下ではさつまのおいもたちも「うんしょ とこしょ」、負けじと応戦しますが、子どもたちに引っこ抜かれて、「まけで ごわす」と降参。ところが、おいしい焼き芋大会のあとでは・・・。(^o^) |
つちらんど |
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近藤薫美子作 |
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一本のタンポポの根っこが長く長く地中に伸びていて、その根に沿ってたくさんの虫たちが暮しています。ミミズ、ダンゴムシ、セミの幼虫、いもむし、おけら、カタツムリ、ナメクジ、各種甲虫の幼虫たち・・・。ダニもいるらしいです。いったいどのくらいの種類の生き物が描かれているのでしょうか?普通の人には「名も無い虫」としか言えない、でもちゃんと「名のある」たくさんの小さい生き物たちの生きている様子が、台詞入りで(本当です!)描かれています。近藤さん作の一連のちいさい生き物の絵本のなかで、唯一の土の中編です。
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