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“冬のおはなし!”特集 2010.2
今年の冬は思いのほか寒い日が多い気がします。暖冬に慣れていると、ピリッとした寒さが応えますね。それで、このコーナーも急遽冬のお話特集に。絵本の主人公たちの冬はどんなでしょう・・・。絵本を読んで、一緒に冬をお楽しみください。 |
わたしのねこちゃん |
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かんなりまさこ文 荒井良二絵 |
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雪が降ったので、女の子はいそいそと雪遊びに。一緒に行こうと誘っても、仲良しの猫ちゃんは窓辺で知らんぷりです。でもね、女の子があんまり楽しそうに遊ぶので、とうとう、窓から見ていた寒がりの猫ちゃんも・・・。「わたしの ねこちゃん ひげねこちゃん」のフレーズがリズミカルに繰り返されるなかで、女の子の雪遊びと窓辺でくつろぐ猫のとぼけた表情が対比して描かれ、何度読んでもクスリとおかしい絵本です。 |
ポーリーちゃんの ポケット |
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小林ゆき子文・絵 教育画劇 ¥1155.(税込) 初版2008.10 横19cm×縦24cm 対象3歳から |
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ポーリーちゃんが雪の中へ遊びに行こうとすると、暖かい格好をして行きなさい、とお母さんがコートを着せてくれました。“ゆくぬく”のポーリーちゃんが雪を楽しんでいると、「あしが じんじんしちゃう」と震えているうさぎさんに会いました。しっぽの先が冷えて困っているリスさんにも会いました。寒がっているみんなを、ポーリーちゃんはぬくぬくコートのポケットへ入れてあげます。そしてみんなと雪で遊んだポーリーちゃんも、とうとう冷えて寒くなっておうちが恋しくなって・・・。ポーリーちゃんに対するお母さんの言葉が、とても優しくて愛情いっぱいで、この絵本を読む人はみんな、このお母さんが大好きになってしまいそう。 |
ワニぼうのゆきだるま |
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内田麟太郎文 高畠純絵 |
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お父さんといっしょに雪だるまを作ったワニぼう。(勿論、ワニ顔のゆきだるまです。!)でも並んでいる様子がなんだか寂しそうと気が付いて、父子は3つの雪だるまをぎゅっと近くに寄せました。すると雪だるまたちは、ワニぼう一家みたいに幸せそうになりました。次の日、一家がお散歩に出てみると、町のあちこちに、ぎゅっとくっついて並んでいる「なかよしこよし」の雪だるまが立っています。(パンダ顔やブタ顔や、なぜかカエル顔も!)そんな中、1組だけ離れて立っている雪だるまがいるけれど、2人はなにをしているのかな? |