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“お月さまのなぞ”特集 2010.9
日暮れの早くなる秋のこの時期は、帰り道で月を見上げる事も多くなりますね。いつでも地球と一緒なのに、見えたり見なかったり、細くなったり太ったり。その親しくもありミステリアスでもある存在は、絵本のテーマにも引っ張りだこです。 |
おつきさまは よる なにをしているの? |
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サンネ・エルボー文・.絵 大本 栄.訳 ひくまの ¥1,680.(税込) 初版2000.4 横27.5cm×縦36cm 対象3歳から |
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お月さまは昼の間ぐっすり寝ています。夜は大忙しだから。なにをしているか・・・だって? 夜のカーテンを引いて、うるさい音や怖い夢を追い出して、快い眠りの時間を作るのがお月さまの仕事。それから、眠りの時間に不思議なことや楽しい夢を散りばめることも。 |
ねえ、おつきさま どうしてぼくについてくるの? |
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きむらゆういち文 |
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くまの3兄弟が家路を急いでいた時、末っ子のノワ君は気付きました。お月さまがずっとぼくたちについて来ている!それを聞いたおにいちゃんのツッキーが、とてもおもしろい説明をしてくれます。バスの窓のからみえる景色の「流れる」速さの違いから、その景色までの距離が分かること。お月さまは、新幹線で行っても80日も掛かるほど遠くにあるせいで「流れる」ようには見えず、3兄弟にはまるでついて来るように感じられるのだということ。それを聞いて、なるほど!と思ったノワ君ですが、でもやっぱり、「お月さまはぼくのことがすき」だからついてくるのだと思いたいみたいですよ。 |
ひるまの おつきさま |
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遠藤 湖舟作 |
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太陽が沈むと、反対の空から月がのぼり・・・といったお話は世界中にありますね。地球上のどこにいても、見上げる空にそんなドラマが感じられるのだと思います。でも、実はお月さまは昼間も空にいるんだよ!というのがこの絵本のテーマ。エルボーの描く↑のお月さまとは随分違います(^^)ね。明るい景色の中の月の写真に、満ち欠けの説明も付いています。昼間のお月さまとの、思い掛けない出会いをみつけましょう。 |