“ごあいさつ、できるかな?”特集 2011.3

 挨拶の言葉ならたくさん知っているはずの大人でも、緊張する場面ともなれば、相応しい挨拶が出来るかどうかは難しいところ。ましてや子どもたちでは、上手なご挨拶ができなくても当たり前。だから、こんな絵本で予行演習しましょうよ! 新しい出会いも多い季節です。

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こんなときなんていう?

  〜おうちのなかで〜

たかてら かよ 
さこ ももみ 
ひかりのくに
¥630.(税込)
初版2005.2.20
横15cm×縦15cm
対象1歳から

 「おはよう」「いただきます」といった日常の挨拶は勿論のことですが、ママの笑顔が見たいときの「だ〜いすき」も取り上げられています。きっと使えるようになって欲しい言葉の一つですよね。おしゃべりが出来るようになったら、是非身近に置いてください。シリーズに「おそとであそぼう」「あいにいくよ」「ともだちできたよ」があります。


 

 

マドレーヌの

  メルシーブック

ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ文・絵 
江國香織
  
BL出版
¥1,155.(税込)
初版2005.5.1
横16.5cm×縦22cm
対象:4歳から

 「いつも おぎょうぎよく いるために」と副題の付いた、フランス式マナーブック。その真髄は、相手を思う優しい心から出る言葉と行いであることです。とはいえ、この絵本は堅苦しくも押し付けがましくもありません。何と言ってもマドレーヌが主人公ですから、元気とユーモアの溢れる、読んで楽しいマナーブックになっています。そうそう、いちばん価値ある“こんにちは”は、それを言う時ににっこりすること、って書いてありますよ。(^^)

 




江戸しぐさ

和城伊勢
いはら遊挿絵 山口 晃表紙絵
金の星
¥1,050.(税込)
初版2007.9
横13cm×縦18cm
対象:小学生から大人まで

 200年前の江戸の人たちが、これを身に付けるため自分を磨いたという「江戸しぐさ」。しぐさ、ことば使い、心構えと、どれも、現代のわたしたちにとっても身に付けておきたいことばかりです。公共の場所で食べたり化粧を直す、前から来た人とぶつかりそうになっても道を譲らない等などの批判も、大人が子どもにマナーを伝えなかったために起こっている社会問題。素敵な社会人になるために、家族みんなで学んでおきたい江戸しぐさです。


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