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“くらべる絵本”の号 2012.5
いち、に、さんと数を唱えられても、それは数を理解しているということではない。それなら、数を教える前にどんな準備をすればいいの?そんな疑問を持った時は、ここにご紹介する絵本を思い出してください。「くらべる」ことは、数への入り口のひとつです。そして、この絵本たちは、お話を楽しみながら、体験の意味付けもしてくれます。知育絵本よりず〜っと素敵な、普通の絵本たち。 |
ながーいながーい |
矢野アケミ文・絵 大日本図書 \1,155.(税込) 初版2010.6.30 横18cm×縦18cm 対象:1歳から |
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かくれているのだあれ?
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大西さとる作・絵 ポプラ \1,260.(税込) 初版1983.11 横21.5cm×縦24.5cm 対象:2歳から |
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18ひきの動物たちは、始めから終わりまで同じ順番で並んでいます。でも、動物たちはページのあちこちで、体のパーツを隠したり、泣いたり、怒ったりしているのです。同じように見えるけどちょっと違う、それがだれだか見つけるのがとても楽しい絵本です。赤ちゃん絵本「きんぎょがにげた(五味太郎/福音館)」が好きだった子には、特に気に入ってもらえる1冊です。文字の読めない子も1人で楽しめるので、どこのお宅でもこの本が群を抜いてボロボロらしい・・・。それって絵本の勲章ですね。(^^) |
どのくらいおおきいかっていうとね
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舟橋靖子作 にしかわ おさむ絵 偕成社 \1,050.(税込) 初版2000.2 横21cm×縦25.5cm 対象:4歳から |
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大きな大きなくまさんがいました。どのくらい大きいかっていったら、そのくまさんの靴は、きつねさんんのリョックくらいで、ハリネズミさんの自動車くらい。すごい!くまさんがスープを作るお鍋は、うさぎさんのお風呂くらい大きくて、ねずみさんのプールくらい大きい。おお!そのくまさんが、ちいさなちいさな種を蒔くと、種がら芽がでてどんどん伸びて・・・。大きくて優しいくまさんと森の仲間たちの、楽しくておいしいお話です。 |