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“ひな祭りを祝おう”の号 2014.2
ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う行事。お雛様は厄除けの守り雛でもあります。と、ここまでNETで確認。でも、きっとその起源は、女の子たちのお人形遊びだったのだと思っています。お人形と心を通わせることが出来るのは、残念ながら子ども時代だけ。1年に1か月だけのお雛様との逢瀬を、たっぷり楽しんでほしいですね。 |
のはらのひなまつり |
神沢利子 文 |
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ひなまつりを祝おうと、ともこは紙でお雛さまを作り始めました。ところが、風が吹いて来て、ともこのお内裏様とお雛様は飛ばされてしまったのです。慌てて追いかけるともこの前を、動物たちが次々と駆けて行きます。仲良しのみーやとたっちゃんと一緒にそっとついて行ってみると、そこはたんぽぽ野原で、作りかけだったともこのお雛さまが、もうちゃんと着物を着せられて並んでいたのでした。 |
もりのひなまつり |
小出保子 文・絵. |
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森の近くに家があって、その蔵にはねずみばあさんが住んでいました。春も近いある日、ばあさんのところへ、野ねずみ子供会からお願いの手紙が届きました。おひな祭りを一緒に祝いたいので、、蔵で眠っているお雛様たちを森へ連れてきてほしいと。その話にすっかり乗り気のお雛さまたちを連れて、ねずみばあさんは心配しいしい森へ。森に住む動物たちは大喜びでお雛さまたちを迎え、それはそれはたのしい時間を過ごしました。でも、お雛さまたちが少々羽目を外しすぎ、その上帰るころには雪も舞い始めて・・・。 |
折りびな 新版 |
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手仕事が好きだったという著者が、昔覚えた和紙のお雛さまを周りの人に紹介したのがきっかけで、福音館から作り方の本が出版されたのが1969年。一時期絶版となっていたものを、新たに版を起こして出版されたのがこの本です。紙にもこだわった著者の意向を受け継ぎ、手漉きの和紙がひと揃え付いています。付属の紙をこの本の説明通りに折れば、折り雛の3段飾りが出来上がります。気品溢れる、見飽きることのないお雛さまですよ。作ってみませんか? |