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“おかあさん!スイッチ ”の号 2015.4
子どもの本では、両親のうち「おかあさん」の登場する割合が圧倒的に多いです。母の日だからお母さん特集・・・って、わざわざすることも無いくらいに。世の中にはお父さんっ子も多いはずなのに、どうしてなんでしょうね。今月はあえて、そのお母さん特集。でもね、ちょっと変わった角度からのセレクトですよ。お母さん!という言葉で主人公の心にスイッチが入って、主人公は違う自分を体験するのです。 |
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まゆと うりんこ |
富安陽子 作 |
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山姥の娘まゆは、まだ小さいけれど独立心が強くて、それに母さん譲りの怪力です。ある日、まゆは迷子のうりんこ坊やに会いました。その頼りなげな様子に心を動かされたまゆは、うりんこのお母さんになってあげようとします。でも、食べさせたりおんぶで寝かしつけたり、「おかあちゃんって たいへんだなあ」と、さすがのまゆもお疲れ気味。ところが、ちょっとウトウトした間に、うりんこが谷底へ落ちそうに!「じっとしてるんだよ!おかあちゃんが いま いくからね!」 まゆのお母さんパワー全開です。うりんこを無事本当のお母さんに返して、まゆは山姥かあさんのところに帰ることが出来るかな? |
よるくま |
酒井駒子 文・絵 偕成社 本体 \1,000. 初版 1999.10 横24cm×縦19cm 対象:5歳から |
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眠りにつく間際、男の子がベットでママにお話します。― すごくかわいいこがきたんだよ。くまのこ。よるくま というなまえ。― 目が覚めたらお母さんがいなかったとよるくまが言うので、一緒に探してあげたのだと男の子は言います。真っ暗な夜の街を歩いて、よるくまに泣かれて、そしてとうとう、よるくまのお母さんがふたりを釣り上げてくれて・・・と、男の子のお話は続きます。 |