|
“巡る季節の絵本”の号 2018.4
|
ハーニャの庭で |
どい かや 文・絵 |
|
|
|
|
猫のハ-ニャが住んでいる(人間と一緒にね。)ちいさな家には、ちいさいけどすてきな庭があります。その庭にはたくさんの小さな生き物が住んでいたり、訪れたりするのです。雪の降る寒い季節が終わるとやがて春。そのあとには雨の季節。太陽が輝く夏。嵐の季節からやがてちいさな庭にも実りの季節。そして冬。季節のめぐるこの庭で、虫や鳥をはじめさまざまな小動物たちが生きています。これというドラマは語られないこの絵本で、唯一のニュースと言えば、ハーニャが子猫を生むことでしょうか?小さな庭の豊かな自然を、ハーニャと一緒に楽しみませんか。 |
くるみのなかには |
|
|
|
|
|
くるみ割り人形の強い歯でなくては開けられない、硬いくるみ。開けられないからこそ、そのの中に何があるのか想像を掻きたてられます。宝物が詰まっている?りすの裁縫箱?それとも小さなおじいさんとおばあさんが住んでいるの? その実が、ずっしり重くて振っても音のしないくるみなら、土に埋めてごらんなさい。水を吸って根を下ろし、芽を出したくるみの木は、何年も何年もかけて大きくなって、やがて春になると実を実らせます。枝からぽとんと落ちた種が開くと、ほら、中からは新しいくるみが! |
庭をつくろう!
|
ゲルダ・ミュラ− 文・絵 |
|
|
|
|
兄弟が引っ越してきた家には、広い庭がありました。荒れた庭を掘り起こし、花や野菜を植え、古いりんごの木を蘇らせる一家。それぞれ自分のスペースをもらった兄弟は、種屋さんや近所の子どもたちの助けも借りて、庭仕事に勤しみます。庭は緑でいっぱいになり、水遊びや草遊び、収穫祭、そして冬には雪遊びと、子どもたちは巡る季節をたっぷりと楽しむのでした。 |