|
“お米のはなし”の号 2018・5
|
おむすびさんちの たうえのひ |
かがくいひろし 文・絵 |
|
|
|
|
今日はおにぎりさんちが田植えをします。しゃけ・たらこ・おかか、うめぼし・こんぶといった、ご近所さんがお手伝いに来てくれました。そう、みなさんおにぎりの具ですよね。これ、いわゆる手間替えという農家同士のお付き合いです。広い田んぼに手植えするのですから、いくら良い天気や仲間に恵まれてもなかなかに大変な農作業。そこへ遅れて駆けつけたのが、お寿司の具グループのイカとタコ。これでぐんと田植えがはかどり始めましたよ。だって、二人とも8本の手を使える田植え名人なんですから。 |
もっと知りたい イネ |
|
|
|
|
|
稲の実は、コメとも白米とも、ご飯とも呼ばれます。その稲が、籾(もみ:あ、もう一つ別の呼び名が!)から発芽し、田んぼで育って実りを迎えるまでが、鮮明で美しい画像と簡潔な文章で説明されています。毎日お世話になっているお米ですが、こんなふうに育つのですね。ご飯一膳が3000粒。一粒の籾から296粒ができるので、ご飯一杯のお米はたった10粒の籾からできることになります。イネはすごいですね!と結ばれています。毎日食べても食べても飽きることがないご飯を実らせる、その意味でもイネはすごい!と、付け加えたいと思います。 |
おべんとうばこのうた
|
さいとうしのぶ 文・絵 |
|
|
|
|
ごま塩味のおにぎり詰めて、人参やごぼうや椎茸のお煮しめ入れて、さらにフキやレンコンも登場するかなりの和風お弁当。それもそのはず、これは長く子どもたちに歌われてきたわらべうたが元になった絵本なんです。とは言っても、誰もが知っていて手遊びも楽しめる、現役わらべうたなんですけどね。だから、若いママさんたちも躊躇せず歌ってくれますよ。あ、でもこのお弁当、さくらんぼのデザート付きなんです。歌う方、そこのところ、ヨロシク! |