“数える前の算数体験”の号 2018・7
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おおきい ちいさい |
元永定正 文・絵 |
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各ページに、いろんな形とデザインのおーきいとちーさいが出てきます。絵の楽しさやリズムの心地よさをお楽しみください。そして、おーきいとちーさいの違いに聞き手が気づくのを待ってあげてくださいね。質問も説明もいりません。ただ繰り返して読んであげるだけ。「くらべる」という、算数の種を蒔きましょう。 |
ジェリーの ながーいながーい |
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ミニチュアダックスのジェリーは、体が長い。猫よりもへびよりも!電車よりも、クレーンのアームよりも・・・。ジェリー、そんなに長くなって大丈夫?。虹と並んでう〜んと伸びたジェリーは、おっと、池に落っこちてしまいました。濡れた体をブルブルすると?(^^)^^)^^) この絵本を読んだら、身近にあるながーいものを意識するようになります。あれも長い、これも長い、小さくて長い、大きくて長いと、いろいろ発見。そして、どっちが長いか比べる楽しさにも気付きます。でもね、現実世界では、ワンコはそんなに長くなれませんから、念のため! |
いっこ さんこ
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及川賢治・竹内繭子 文・絵 |
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小さい人には、たくさんのものは一つの塊に見えるのだとか。数えるためには、その塊が「1個」と「1個」と「1個」と「1個」と「1個」の集まりであるという認識が必要だそうです。このユニークな構成の絵本は、決して数を教えるための絵本ではありませんが、確かに3個のページには1個が3つ存在していると体験できます。読んでもらっていると、生活の中で出合ったひとつやたくさんが思い出されるでしょうね。いろんな いっことさんこを見つけて、触れて、感性や概念が豊かに育って欲しいと思います。 |