“空の上に住んでる人たち”の号 2018・8

 

 だれもが毎日見上げる空だけど、まだ空の上で暮らせる時代にはなっていません。それなのに!と言おうか、それだから!と言おうか、絵本には空の上に住む人たちのお話がたくさんあります。その住人たちうち、今回は、姿は鬼に似ていて、大きな音を出したり雨を降らせたりするのを仕事にしている人(?)たちお話をご紹介します。われわれ人間とは好みも生活もまるで違うのに、子どもたちには何故か人気者ですよ。

 

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  そらからふるもの なんだっけ

 

 

岩田明子  文・絵
大日本図書
本体 ¥1,300.
初版2018/5/15
横21.6cm×縦25.cm
対象:2才から

 

 

 

 きょうはとうちゃんが出かけたので、かみなりちゃんはお留守番。とうちゃんの真似して太鼓を叩いてみるかみなりちゃんだけど、えーと、何ていうんだっけ? まめふれ まめふれ と太鼓を叩くと、下界にいろんな豆が降りはじめました。あれ? こめふれ こめふれ だったっけ? いやいやそれも違うみたいです。空から降るもの、なんだっけ?かみなりちゃんが○めの付くものを次々降らせたので、下界は大変な騒ぎに。そこへとうちゃんが帰ってきて、こらこら!と涼しげな夕立を降らせてくれました。言葉が愉快で、父ちゃんもかっこよくて、聞き手も読み手も楽しくなります。

 

 

へそとりごろべえ

 

 
赤羽末吉
 文・絵
童心社
本体 ¥1,400.
初版 1978/11/15
横21.5cm×縦19.6cm
対象:3歳から

 

 

 

 かみなりのごろべえは、生き物のおへそが大好物です。家宝のへそ抜き(と言っても人間の使う栓抜きにそっくりなんですが)を持って下界へ。大きな動物も小さな動物も、ごろべえに掛かるとあっという間におへそを取られて、ぷしゅ〜。海の鯨だって、昔話の桃太郎だってやられてしまいます。さて、どっさりおへそを集めたごろべえ、空に帰って集めたおへそを食べたのはいいが、出っ張った自分のおへそをうっかり取っちゃったから、さあ大変!

 

 

 

せんたくかあちゃん


 

さとうわきこ  文・絵
福音館
本体 ¥900.
初版 1982/08(こどものとも版1978)
横26.7m×縦19.3cm
対象:4歳から

 

 

 

 せんたくが大好きなかあちゃんがいました。服を洗ってシーツやタオルもカーテンも洗って、何もかも洗い終わると、子どもや動物たちもみ〜んな捕まえて洗ってしまいました。庭やら森やらにロープを張り巡らして、ギュッと絞ったせんたく物を干したら、おや、かみなりさんが落ちてきて、物干しロープに引っかかってしまいましたよ。そのかみなりさんが薄汚れているので、せんたくかあちゃん、かみなりさんもゴシゴシと洗って干してあげました・・・。この後、噂を聞いたかみなりさんたちが大挙して押し寄せてくるのですが、続きはどうぞ、ご自分でお読みくださいね。それにしても、ひょっとして、せんたくかあちゃんって、ばばばあちゃんの若い頃なのかしら。

 

 

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