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“なにに見える?”の号 2018.9
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まちにはいろんなかおがいて |
佐々木マキ 文・絵 |
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街の風景の中にいろんな顔があって、わたしたちに呼びかけているんだよ。いつも意表を突く表現で読者を喜ばせる佐々木マキさんが、この絵本では、街に隠れているいろんな<顔>を写真で見せてくれます。表紙には信号用の押しボタン。そういえば、マンホールも、足元でいろんな表情を見せている。おうちの窓も、パイプのネジも、通る人に“おーい”って呼びかけてくる・・・ように、確かに見えてきます。小さい人たちは大人よりも、<顔>を見出すのが上手かもしれませんね。街に出たら一緒に探してみてください。 |
まほうのコップ |
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水を入れた透明なコップを覗くと、おやおや。後ろに置いたイチゴがぐにゃーりと伸びちゃった(みたい)。きのこは何故かカエルになっちゃった(みたいだ)よ。縦縞入のコップだと、後ろに置いたきゅうりが薄切りにきれている(みたい)だけど、どうして? 何に見えるかは、見る人の想像力次第です。これも小さい人たちのお得意分野ですよね。もしも退屈な時間ができたらやってみてください。コップと身の回りのものだけでできますよ。あ、そうそう、まずこの絵本を見てからね。 |
なつみはなんにでもなれる
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ヨシタケシンスケ 文・絵 |
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お休み前のくつろぎ時間に、なつみは楽しい遊びを思いつきました。なつみがポーズをして、それが何だかお母さんに当ててもらうのです。でもね、お母さんはひとつも当てることができません。そりゃあそうかもしれません。足を開いて寝転がって→洗濯バサミ、体にタオルを巻きつけて→おにぎり、っていう具合ですからね。これは相当な想像力を要します。そのうち問題の難易度は上がり、答えられないお母さんになつみはイラつき、楽しいはずの時間はだんだんと不穏になってきて・・・。この絵本をお子さまに読んであげる人は、当てっこゲームに付き合わされることを覚悟しましょう!(^^) |