“石の絵本”の号 2019.5

 

 綺麗な小石を集めて、お菓子の空き缶に入れて宝物にしていた、という思い出はありませんか?子どもの時って、どうしてあんなに魅力的な石が見付かったんでしょう。大人になったら、子どものポケットから石ころが出てきた時に一緒にワクワクできたら上出来ですね。それでは今月は、石でできた絵本・・・ではなく、石がテーマの絵本をご紹介したいと思います。

 

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ロバのシルベスターと

まほうの小石

 

 

ウィリアム・スタイグ 
瀬田貞二 

評論社
本体 ¥1,300.
初版1980/03
横21.5cm×縦28.2.cm
対象:4歳〜

 

 

 

 夏のある日、ロバの男の子のシルバスターは赤い小石を見つけました。それは、身に付た者の願いが叶う魔法の小石だったのです。大喜びで両親のもとに帰る途中、シルベスターはライオンに襲われそうになり、自分が岩になるよう願いました。魔法の小石でライオンを消すことだってできたのに、慌てていたのです。石になったシルベスターは、すぐそこに転がっている小石を手にすることができません。だからもう、ロバに戻りたいと願うことはできなくなってしまったのでした。
 辛抱強いシルベスターと両親の深い思いによって、物語はもちろん幸せな結末を迎えます。瀬田貞二さんのやや古風で味わい深く時に軽妙な名訳で、この不思議な物語をお楽しみください。

 

 

そらからきた こいし

 

しおたにまみこ 文・
偕成社
本体 ¥1,400.
初版2018/09

横21cm×縦29cm
対象:5歳〜

 

 

 

 ある朝ハナは、不思議な小石を見つけました。その四角い石は地面に落ちずに浮き上がっているのです。不思議な石が流れ星の落ちた辺りで見付かることに気付いたたハナは、それから浮かぶ小石を集め始めました。集めた小石はパズルのように組み合わせると、パチンとくっつき合ってひとつになっていきました。浮かぶ小石は、もともと一つのものだったようです。そして、あと一つの足りないパーツがなかなか見つからないでいた、ある夜のこと・・・。起こり得ないはずのことを体験させてくれる、謎めいた絵本です。

 

 

はまべにはいしがいっぱい

 

レオ・レオニ 文・絵 谷川俊太郎 訳
好学社
本体 ¥1,500.
初版 2012/04
横36cm×縦21.7cm
対象:3歳から

 

 

 

 謎めいた石たちのお話の後は、浜辺にある普通の小石を楽しみましょう。あのレオ・レオニが見つけた小石たちの絵本です。丸い石、角張った石、しましま、ひび割れたのや穴の空いた石。いろいろありますね。おや?数字やアルファベットが浮かんで見える石もあるんですか?更には動物の形をしたのや人の顔に見えるのまで、画家の目は発見します。ほんに・・・?今度浜辺に行ったら、そんな石があるか、あなたもよ〜く探してみませんか。

 

 

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