2002.8

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こわくないこわくない


内田麟太郎作・大島妙子絵
童心社 ¥800.(本体)
横18.5×縦21cm
対象:乳児から

 まーくんは、このごろ反対ばかり言います。「ねんね しましょ」と言えば、「ねんね しない!」。「じゃあ おきてましょ」と言われると「ねんね する!」。夢の中におばけが出てきました。「こわいか こわいか?」と、おばけ。「こわくなこ わくない!」とまーくん。次々怖いおばけが現れても、絶対に怖いと言わないまーくんに、おばけのほうが泣き出して・・・。

ぼく、ムシになっちゃった

 

ディビッド 作 デューランド絵
青山南 訳
小峰書店 ¥1,500.(本体)
横21.5 ×縦30 cm
対象:幼児



 グレゴリーは、朝目を覚ますと虫になっていました。ふたつのでかい虫の目、6本のながっぽそい、毛むくじゃじゃらの足。こんなふうになったのは、始めてでした。なのに、彼がいくら訴えても、お母さんやお父さんも学校の先生もそのことに気が付いてくれません。親友のマイケルだけが、そんなグレゴリーのことを心配してくれます。

おばけめぐり

瀬川昌男作 
スズキ コージ絵
金の星 \1,500.(本体)
対照:幼児から
横30.5×縦19cm
対象:幼児から

 


 ある夜おにいちゃんと、おばけがほんとうにいるかどうか話していたら、ひゃああああ!でたああ!そのおばけは、ぼくたちを、色々なおばけの所へ案内してくれたんだよ。作者の瀬川さんは、文明がおばけや妖怪を絶滅させてしまうのではないかと心配して、この絵本を作ったそうです。画家の説明はするまでもないでしょう。心底怖がってください、おばけたちの為に。

きつねのルナール

ショヴォー編 
山脇百合子訳・絵 
福音館 \1,300.(本体)
横28×縦26.5 cm
対照:幼児から大人まで


 いつもお腹をすかせている赤毛のきつね、ルナール。伯父・甥と言い交わした狼のイザングランから、天井につるした腿肉の燻製を騙し取ってしまいます。すばしっこくて悪がしこいルナールと、森の動物たち、さらにはお百姓さんたちも加わっての、だましたりだまされたりのお話。古典「狐物語」、シュヴォーの現代語訳からの22話です。

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