2002.10

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ボリボン


ベロニカ作・絵 みや こうせい訳
福音館 \1,100.(本体)
横22×縦15.5cm
対象:幼児から

 ガビはいたずらっ子で、何でもこわしてしまいます。ある日お母さんが、くまのぬいぐるみボリボンをくれました。仲良く遊び始めたふたりですが、お医者さんごっこで、さっそくガビはボリボンのお腹を切ってしまいました。遊びに出かけたガビが帰ってみると、ボリボンがいません。きっと逃げ出したにちがいありません。探しに出かけたガビは、何人もの子どもたちに尋ねました。「ボリボンみなかった?おなかの やぶれた はいいろの くまだけど」
「ラチとライオン」の作者ベロニカの新刊。相変わらずそっけないほどにシンプルなイラストが、気持ち良く空想を刺激してくれます

どうする ティリー?

レオ・レオーニ作・絵
谷川俊太郎訳
あすなろ \1,200.(本体)
横18.5×縦23 cm
対象:幼児から


 ねずみたちは壁の中で平和に暮らしていた。壁の向こうのことなど考えず、そもそも壁なんてないかのように。けれども一番若いねずみティリーだけが、壁の向こうの事を考えた。壁の向こうに美しい夢を描いたティリーは、とうとうともだちを誘ってみたけれど、壁は硬くて高い。絶版になっていた「ティリーとかべ」の改訂新版です。ティーリーは壁の向こうで何を見たでしょうか?

ちいさいおおきな女の子

オルレブ作 グライヒ絵 
もたい なつう訳
講談社 \1,300.(本体)
横21×縦30cm
対象:幼児から


 ダニエラは小さな女の子。近所のあかちゃんや猫よりは大きいけど、学校に行っている子たちよりは小さいのです。お父さんやお母さんよりはうんとちいさくて、だからダニエラの声がふたりに届かない時だってあるのです。ある朝目が覚めるとダニエラは、背が伸びて、太った大きな女の子になっていました。ベッドのお父さんとお母さんが小さくなってしまっているので、さっそくダニエラは、二人の世話を焼きはじめました。着替えさせて、食べさせてあげて、「おさらの うえで たべて ちょうだい。よごさないでね。」 でも二人が会社に出てしまうと、大きな女の子のはずなのに、ダニエラはさみしくなってきました・・・。

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