2007.12

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マーガレットと
クリスマスのおくりもの  

 

  植田 真文・絵
  あかね \1,575.(税込)
  横22cm×縦30cm
  対象:5歳から

 念願かなってサンタクロースになれた女の子の、そのお仕事は?案内役のブリキ製くるみ割り人形はなぜ九州訛りか?本物のサンタさんが一度も現れないのはなぜか?クリスマスのお話なのにこの色使いなのは?という、いくつもの<なぜ>がない交ぜになって、不思議な世界を作っていて素敵。現実と空想の境目がきれいにつながっていることも、日本の作家で、クリスマスの精神を描けるということも嬉しく思えます。

クリスマスの
    大そうどう 

  シャノン文・絵
  小川仁央
  評論社 ¥1365.(税込)
  横21cm×縦26cm
  対象:4歳から

 メリウェザーさんは、クリスマスの飾りつけのとき、窓に白い豆電球を取り付けた。今年はいつもより気合を入れてクリスマスをお祝いするつもりだったから。ところがそれを、お向かいのクラックさんに、「しけた豆電球」とからかわれて、発奮。買って来ては飾り作っては飾り、その派手派手しさは、辺りから見物人がやって来るまでにエスカレートして行きます。


  クリスマス

  クーニー    
  安藤紀子  
  長崎出版 ¥1,575.(税込)
  横15.5cm×縦23cm
  対象:小学中級〜大人


  
クーニーが書いた、クリスマスの起源と歴史と祝い方の本。歴史や民族学の側から読んでも興味深いのですが、淡々とした文章にかえって作者の敬虔な信仰心が感じられます。「うまやのクリスマス」や「ちいさなもみの木」を読んで育った方に、是非にとお奨めしたい絵本です。

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