“おもしろ読物大特集” 2000.8
最近は夏休みの宿題も、そんなにたくさんは出ないということです。“時間がある から、面白いもの読もう!”“腕試しに感想文を書いてみよう!”というお客様が多
くなったように感じます。読書の目的は“楽しむこと”。楽しみ以外の読書は邪道だ !とピコットは思っています。長い夏休み、大いに楽しんでたくさんお読みくださ
い。そして、充実した夏休みをどうぞ。 …感想文を書く方は、‘98年の“感想文”お助け特集 もご参考に… …新刊案内も今月は全部読物です。… |
へんてこもりに いこうよ |
|||
---|---|---|---|
|
だかどの ほうこ作・絵 偕成社(本体価格 各\900.) 対象:小学初級から 横15×縦22 そらいろ幼稚園の仲良し4人が、園の裏のへんてこ森に遊びに行きました。遊び疲れてひと休み、動物しりとりをしている時のこと。答えに詰まったブンタが「ま・のつ くもの…まるぼ!」と叫ぶと、あらあら不思議、とーっても変なものが4人の前に現れたのです。そのへんなものは「ヤカンもく、マルヤカンか、マルボ」と自己紹介。それからは子どもたちがへんてこな言葉を口にするたび、それを名乗るへんてこなものが現れて…。 |
||
かいじゅうトゲトゲ |
|||
|
かどの えいこ作・絵
|
||
マックスのどろぼう修行 |
|||
|
斉藤洋作・おぼ まこと絵 理論社(本体価格 各\1,400.) 対象:中級から 横15×縦23 マックスは名高い“シュラムシュトックベルグ盗賊団の長老の孫なのに、どろぼう技術は、D。不器用な上、何事によらず考えすぎてしまうせいらしい。ところで一人前のどろぼうになるためには一人で旅をして、だれもがあっと驚く物を盗んでこなくてはならない、というのが団の掟だ。旅に出たマックスはさんざんもたついた末『竜の涙』という有名な水晶を手に入れるが…。主人公がどろぼうをするというのに、おかしくて温かくて安心して読めるお話です。 |
||
ロバになったトム |
|||
|
ロレンス作・イオニクス絵・斎藤倫子訳
|
||
りかさん |
|||
|
梨木香歩作
|
||
The MANZAI −ザ・マンザイー |
|||
|
あさの あつこ作
不登校、家族の事故死、と悲しい経験を抱える歩は、転校した先で個性的な同級生に声を掛けられる。漫才の相方に誘われたのだ。目立たずひっそりとやって行こうと思っていた歩はいつの間にか同級生たちの活動に引き込まれ、それぞれの思いや悩みに触れるうち、やがて本来の自分らしさを取り戻していく。どこにでもあるテーマを扱った学園物ですが、読後感が爽やかです。あさのさんは人気の『バッテリー』シ リーズの作者。 |