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・・・・・・・・・ テーマで選んで並べてみると、絵本っておもしろい ・・・・・・・・・ |
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2020年までののバックナンバーリストはこちらをご覧下さい。
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“ひとり読みの楽しみ”の号 2022.4.22
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こんとごん てんてんありなしのまき |
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織田道代 文 早川純子 絵 福音館 本体¥900. 初版2022/02(かがくのとも2017/3) 横23.2cm×縦25.2cm おすすめ年齢:5歳〜 |
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こんこん とんとんとん・・・と静かにドアを叩く、キツネのこん。 | |
ごんごん どんどんどん!と、なにをやっても豪快な、友だちのごん。 | |
ふたりが遊びに出かけると、楽しいことがいっぱい起こります。 | |
その出来事を言葉にしてみると、 | |
「あれ ふた(蓋)がとぶ」「あれ ぶた(豚)がとぶ」という具合(実際には全部平仮名)。 | |
おやおや、点々のあると無いでは意味合いが全く違ってきますね。 | |
自分で読めるからこそおもしろい。 | |
文章も短いので、楽々で満足感体験できます。 | |
こんにちは おてがみです |
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中川李枝子他 文・絵 福音館 本体¥1,800. 初版2006/02 横27.2cm×縦20cm おすすめ年齢:5歳〜 |
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絵本を開くと各ページが封筒になっていて、 | |
ぐりとぐら あさえ だるまちゃん など、絵本の主人公からのお手紙が入っています。 | |
宛名欄に絵本の持ち主の名前が書き込めるようになっていて、 | |
大好きな絵本の主人公から自分宛に届いたおてがみを、 | |
封筒から取り出すことができる、という素敵な設定です。 | |
文字に興味を持ち始めた頃に、みんな夢中になるのがお手紙ごっこ。 | |
その時期にプレゼントされたら、読み書きへの興味もさらに膨らむことでしょう。 | |
おならうた |
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谷川俊太郎 作 飯野和好 絵 絵本館 本体¥1,200. 初版 2006/06 横20.5cm×縦21.5cm おすすめ年齢:4歳から |
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このテーマが、ご両親のお気に召すかどうかはわかりませんが、 ^v^ | |
子どもたちには、おならというのは笑いのツボ。 | |
この絵本は読んでもらっても勿論楽しいのですが、 | |
ぶ び べ といったひと文字が読めれば、お子さん一人でも楽しめます。 | |
一文字でも、読めた!という満足感に浸れる初心者向け。 | |
いえいえ、この絵本の存在理由は決してそれだけではないんですけどね。 | |
にんじゃかぞえうた ひみつのてがみじゃ |
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高木あきこ 作 さいとうしのぶ 絵 リーブル 本体¥1,100. 初版 2018/06 横18cm×縦18cm おすすめ年齢:5歳から |
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一もんじじょう(城)のお殿様の大事な手紙を | |
にんじゃたちが、十もんじじょう(城)のお殿様へと届けます。 | |
奪いに来る悪者たちを、あの手この手で防ぎつつ | |
大事な手紙は、一のにんじゃから十のにんじゃにまで | |
次々に手渡されて行きます。 | |
その様子が韻を踏んだ短い文で構成されていますが、 | |
いや、でも、これは少々難易度が上がりますよ・・・。 | |
にんじゅつしょぎょう とか にんぽう とか まきびしとか、 | |
パッパとイメージが浮かばないといけませんからね。 | |
お侍や忍者のお話が好きなお子さんには、大いに楽しめることでしょう。 | |
“風邪ひいちゃった”の号 2022.1.24
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おかあさん おかあさん おかあさん・・・ |
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大島妙子 文・絵 佼成出版社 本体¥1,300. 初版2005/11 横21.8cm×縦24.5cm おすすめ年齢:3歳〜 |
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おかあさん特製のホットココアがいつものように美味しくない。 | |
わたし、風邪をひいちゃったんだ。 | |
お母さんはおふとんにわたしを寝かせて、風邪薬を買いに出かけていきました。 | |
仲良しのお人形たちがいるから大丈夫!と思ったお留守番だったのに、 | |
きょうはお熱のせいか、お母さんがいないのが心細い。 | |
窓の外には、夢ともうつつともつかない吹雪の景色が広がって、 | |
おかあさん、おかあさん、おかあさん・・・。 | |
おふとんのくにの こびとたち |
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越智典子 作 出久根育 絵 偕成社 本体¥1,600. 初版 2005/11 横22.6cm×縦27cm おすすめ年齢:5歳から |
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風邪で寝ていると、お布団がひょっこりと膨らんで、山ができて、 | |
ひさこの目の前で、お布団の上にそれはそれは不思議なことが起こり始めました。 | |
お布団のその山にいっぱい雪が降り、小さい人たちが大勢やってきて、 | |
火を焚いて、お料理をして、パーティが始まりましたよ。 | |
ぼんやりとそれを見ていたひさこの熱い息に気づいた小人たちは、 | |
レマアー! | |
ひさこにはわからない言葉でわいわい相談をすると、 | |
いっぱい木を運んで来てヤグラを組んで、滑車で雪を運び、 | |
熱で火照ったひさこの上に降らせてくれました。 | |
オーレッ!オーレッ! | |
お母さんが様子を見に来たとき、もう熱は下がっていて、 | |
ひさこはお母さんに、その不思議な小人さんたちの事を話すのでした。 | |