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“子どもの気持ち”特集その2 2009.2
大人のルールは、子ども世界の住人たちとは共有が難しいようです。でも子どもには子どもの感じ方や時の流れがあって、その中で「わがまま」や「反抗」をたくさん経験したほうが、おもしろくて強い大人になれるのではないかと、わたしは思います。お母さんには悩みの種の子ども特有の扱い難さも、絵本にすると案外楽しめますよ。
「子どもの気持ち」を取り上げた、こちらの特集もご覧ください。 |
やだ! |
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オールバラ 文・絵 |
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もう寝んねのじかんですよ!と言われて、喜ぶ子はいるでしょうか?やだ!と叫んで、水遊び続行。お友だちのカエル君やゾウ君もやって来て、ますます盛り上がる子ザルのジョジョですが、とうとう体力が尽きて、遊んでいる途中でコテンと眠ってしまいましたよ。「ぎゅっ」や「たかいたかい」のジョジョ君の三作目。眠くたって、遊びたいものは遊びたい。そんな気持ちを受け止めて欲しい小さい人たちにぴったりです。 |
ぼくも いれて |
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トーマス文 バートレット絵 山口文生訳 評論社 ¥1,365.(税込) 初版2004.4 横22cm×縦28cm 対象3歳から |
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キャスパーとスージーは大のなかよしでした。ままごとや病院ごっこ、お店屋さんごっこで遊ぶ楽しい時間。でも、ミリーがやってくると、途端にキャスパーだけが仲間はずれになってしまいます。ある時公園で知らない友だちの遊びに入れてもらったキャスパーは、大勢で遊ぶってこんなに楽しいんだ・・・ということを知ります。それで早速スージーとミリーに、「ぼくも いれて」と頼んで見ましたが、「あんたなんか いれて あげない!」と言われてしまって大ショック。 |
11ぴきのねこ |
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馬場のぼる 文・絵 |
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11ぴきのねこたちがピクニックに出かけました。「花をとるな」と書かれたお花畑で花を取り、「渡るな」と書かれた危ないつり橋を渡り、「登るな」と書かれた木の上でお弁当。とっても悪い11ぴきたちです。ところが、「入るな」と書かれた袋を見つけてさっそく潜り込んだ11ぴきは、ばけもののウヒアハにつかまってしまい・・・。おなじみ11ぴきのねこシリーズの中でも、最も子どもの気持ちにぴったりだと思えるこのお話。入るなと言われて、入ずにいられる子どもなんているでしょうか!・・・いえ、今は十分に大人のあなたの心の中にだって・・・? |