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ピコット便り Vol.125  コスモスゆらす秋の風の号


 
                                             1999.秋

 

学級崩壊という言葉を耳にします。小学校の先生をなさっているお客様も、「教育技術だけの問題ではない。
子どもの質が変わってきたのを感じる。」と言われます。相手の話をじっくり聞けない、自分をコントロールできない、といった子どもが増えてきているのでしょうか?

 私自身はお店にいる限り、(というのは、外に出ればまた違った感想を持つのです。)「いま時の子は…」 というような違和感をもつことがほとんどありません。お店で本を読んでもらったり選んだりする子どもたちの様子を見ていと、どの子も物事への関心が強く、反応もとっても豊かです。
■大

 大きくなってひょっこり尋ねてきてくれる子もいますが,、価値観の違いを感じたり、伝わらないもどかしさを感じたり、といったこともなく、楽しくおしゃべりできます。絵本を通して大人にじっくりと相手をしてもらうと、みんな素敵な人に育つんだ、と心ひそかに誇らしく思っていたら、最近、雑誌「母の友」に 「わらべうた特集」がありました。体に触れながら、歌って遊んであげることで、しっかり受け止めることのできる力を育てよう、といった内容でした。わらべうたにしろ絵本にしろ、それを通してっ関わってくれる大人があってこそ、相手の言葉を受けとめ関心を示す力を育むのだと改めて思います。

 そう言えばわらべうたの本も人気です。 本を見ないではわらべうた一つも歌えないのかと嘆く向きもあるのですが、歌わないよりはずっといい、遊べるんだからうんといい、ではありませんか。 楽しい時間を過ごすのに手軽に使える絵本。
わらべうたの本、大いに利用してください。